疑似科学批判が流行る理由

こんな記事を発見。

社会学的に言うと、現代社会のイデオロギーとして科学が機能しているからで
つまり、科学という言葉だけで人々は思考を媒介とせずにそれが真理であると信じるわけです。
このような知識社会学的な社会状況を背景に、科学のイデオロギー効果を利用して人々を騙すのが疑似科学。
それは、虎の威を借りた虚偽知識。アカデミックな本当の科学の立場からこのような虚偽知識を批判するのが、疑似科学批判をする論客たちなのです。
 
しかし、科学を絶対視する点においては、疑似科学もそれを批判する者も同じ観察点にいる。この盲点に自覚的な論客は少ない。多くの疑似科学批判論者は、疑似科学批判の背景には、科学が成熟社会=後期近代社会のイデオロギーとして機能しているという社会学的真理があることを理解していない。言い換えれば、自己の理論の前提に盲目なのである。
学問的には、このままでは、目くそ鼻くそを笑う域をでない。

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ラクッコピコリン

ラクッコピコリンは、想像上の物質。

「発掘!あるある大事典II」の関西テレビのディレクターがlactucopicrin(ラクチュコピクリン)をラクッコピコリンと読み間違え、サラダレタス (Lactuca sativa) に多く含まれ、睡眠を促すと同番組により捏造報道されたことによって、インターネットをはじめとする日本中の人々に広まった。

なお、ワイルドレタス (Lactuca virosa) に含まれる催眠物質は、ラクチュコピクリンであるが、これはサラダレタスにはほとんど存在しないため、マウスやウサギ、イヌなどに多量のサラダレタスジュースを投与しても、催眠効果は観察されなかったといわれる。レタスを傷つけるとしみ出る乳液を乾燥させたものには薬効が認められるが、同程度を食事により摂取することは極めて困難であると想像に難くない。

あるある大事典にはかなり裏切られましたね。

骨相学

ガル骨相学は、頭蓋骨の構造から人の性格や精神的能力を測る研究で、この疑似科学は、精神をつかさどる領域は脳上の脳``器官''にあり、頭蓋骨を視覚的に測定すればその位置がわかる、という誤った仮定に基づいている。

脳の上には約28個の``器官''があり、これらは頭蓋骨の形状に影響を与えると主張した。
殺人犯には``殺人器官''があるのだそうだ。ガルは``用不用説''学派の唱道者であった。よく使う脳器官は発達し、使わない器官は退化するので、頭蓋骨はそれに応じて隆起したり陥没したりする。こうした頭蓋骨の凹凸は、ガルによれば人の情緒活動や知的活動を規定する、脳の特定の領域を反映したものである。ガルはこうした頭蓋骨の凹凸の研究を``骨相学''とよんだ。

骨相学は、人の脳が性格や情緒、知覚、知性などの源であり、脳の位置によって担う精神機能が異なるという考え方を広めた。この点では、骨相学の意見は正しい。
しかし、当時は死者の脳を研究するしかなかったため、骨相学者は異なる脳器官の構造と精神機能を類推して結びつけるほかはなく、その結果頭蓋骨の形状とも結びつけることになった。

現在は骨相学は完全に消え去り、科学的メリットはないと見做されているにも関わらず、いまだに信奉者は存在するというのも凄いというか、なんというか・・・。

皮膚呼吸

「皮膚呼吸を妨げると命に関わる」等といった迷信が広く信じられているほか、美容や発毛の分野でも宣伝文句として散見されている。

この迷信の起源は明らかでない(007 ゴールドフィンガーで、全身に金粉を塗られて、皮膚呼吸ができなくて殺されたという事件が登場した。一説では、これが起源と言われている。)。
しかし一部の小学生向け雑誌で、古くから金粉を塗った場合、1時間が限度と記載されるなど、広く知られていた事は確か。

なお金粉ショーに於いては使用された金粉の質により、有害な物質を含む場合もあり、この場合は皮膚呼吸ではなく皮膚からの毒性物質の吸収により中毒に陥るケースもみられるようだが、純金の場合は安定した物質であるため問題は無いと思われる。

金粉ショーでは、再びメイクするのに非常に手間や時間が掛かるため、楽屋などでも一日中全身に金粉を塗布したままで過ごす事があり、金粉ショーの関係者の間では、肌が荒れる等以外の皮膚呼吸に関する健康被害は誤解、迷信である事が一般的な考え方になっている。

また、鉄腕アトムに、純金を敷き詰めた浴槽に入る事を趣味としていた人物が「金中毒」になる、というエピソードが登場しており、これら俗説の流布の切っ掛けの一つになったという説も。

これは呼吸とは別ものですよね?

脳内革命

病気にさせないのが本当の医学として、患者が来ることを恥じてきた東洋医学の精神と症状を論理的に分析し、病名に当てはめる事で徹底的に対処法を磨いてきた西洋医学とを学んだ著者。
様々な刺激に囲まれた現代社会での、人々の物の捉え方と脳との繋がりを専門的な言葉で書き示している。
健全な精神論と医学的な処方との隙間を埋めた時に見えるもの、日常に感じる快感やストレスが精神病にもたらす作用や妄想など普段能動的に意識しない行動と脳内モルヒネの繋がりなど、一般には語られない部分に対しての医学的な見解をする事で今を生きやすくする方法を提案している。

自然現象は科学のレベルが何処にあろうと,既にそこにあるもので、解明した人が誰であろうと変化しないはずです。
脳内革命の内容はまだ証明されていないことを先走って書いてしまったことと理解されている方もいらっしゃるようですが,永遠に真実にはなりえない内容が沢山含まれており、エンドルフィンはいつまで経っても,A10神経から主に分泌されることはないでしょう。
解説書にある話題の単語「エンドルフィン」,「快感神経」,「右脳」,「活性酸素」などを使い,自然現象と関係のないお話を作りあげてしまったのです。
単語が真実に近いため,中枢をあまりやったことのない,同僚の薬理屋さんまでも,脳内革命の内容を真実と勘違いしていたようです。
脳内革命は真実に近い材料を使った,疑似科学の書と言えるのではないでしょうか。

脳内革命は読んでいました。確かに難しい言葉は一般の人にはわからないですし
そういうもんなんだと、いわれればそう思ってしまうような本であるかもしれないですね。